柔道で2021年東京五輪で初の兄妹オリンピック金メダルを獲得した阿部一二三と阿部詩の兄妹、二人が目指すは前人未到のオリンピック兄妹２連覇。
阿部一二三 五輪連覇へ初戦快勝！妹・詩の衝撃敗戦も動揺見せず
阿部一二三の初戦の２回戦、ベンツェ・ポングラツ（ハンガリー）から序盤開始25秒でいきなり技ありと、続けてその34秒後に袖釣込腰で合わせ一本勝ち。
準々決勝では、ヌラリ・エモマリ（タジキスタン）とは開始４１秒で技ありと順調に試合を運んでいたが曲者らしい戦い方をされ鼻から出血をしてしまいました。２２度畳から降り鼻に詰め物をして試合に挑んだが、もし3回畳を降りることがあれば棄権と看做され流可能性もあった。そんな状態でも袖釣込腰と開始２分４１秒で鋭い大内刈りで合わせ一本勝ちで準決勝に進出した。
準決勝では世界ランキング１位のヌラリ・エモマリ（モルドバ）にゴールデンスコア（延長戦）で技ありを奪い決勝に進んだ。序盤から積極的に攻勢をしかけていた阿部。技によるポイントを奪えないまま４分間が終了。どちらも譲らず息をのむ好カード。今回、阿部にとっては初の延長戦に入った。延長開始９秒後、払い腰で技ありを奪い、銀メダル以上を確定させた。
ともに連覇を目指した妹の詩（パーク２４）は、２回戦で世界ランキング１位の相手に敗れ、連覇の夢が消えていた。兄は世界１位の強敵も撃破し、連覇へあと１とした。
阿部一二三（パーク２４）は決勝でウィリアン・リマ（ブラジル）と対戦。合わせ技一本で勝ち、連覇を達成した。阿部は開始１分４８秒、隅落としで技ありを奪うと、２分３６秒、袖釣り込み腰で再び技ありを奪い、金メダルを獲得した。リマは世界ランキング８位と阿部の６位よりも低い２４歳。これが五輪、世界選手権を通じ初の決勝進出だが、夢は五輪で３度優勝することだった。実績十分の２６歳の王者が、大志を抱く２４歳に貫録勝ちし五輪２連覇を達成した。
阿部一二三は、妹が２回戦で敗退した時に顔色ひとつ変えずに集中していた。しかし心の中では泣きそうだっったと語っている。「妹が負けたことがこんなに悔しいとは」とのちに語っており、兄妹愛を感じざるおえなかった。妹の詩は敗戦後会場中に聞こえるような大きな声で泣き崩れてしまった。その異様な光景に会場からはUTA CALLがスタンディングオベーションで鳴り止まなかった。フランスの地での詩の知名度や過去の成績が柔道ファンの心にも沁みたことであると感じた瞬間だった。
兄妹オリンピック連覇の夢は・・・
柔道で2021年東京五輪で初の兄妹オリンピック金メダルを獲得した阿部一二三と阿部詩の兄妹、二人が目指すは前人未到のオリンピック兄妹２連覇。
阿部一二三 五輪連覇へ初戦快勝！妹・詩の衝撃敗戦も動揺見せず
阿部一二三の初戦の２回戦、ベンツェ・ポングラツ（ハンガリー）から序盤開始25秒でいきなり技ありと、続けてその34秒後に袖釣込腰で合わせ一本勝ち。
準々決勝では、ヌラリ・エモマリ（タジキスタン）とは開始４１秒で技ありと順調に試合を運んでいたが曲者らしい戦い方をされ鼻から出血をしてしまいました。２２度畳から降り鼻に詰め物をして試合に挑んだが、もし3回畳を降りることがあれば棄権と看做され流可能性もあった。そんな状態でも袖釣込腰と開始２分４１秒で鋭い大内刈りで合わせ一本勝ちで準決勝に進出した。
準決勝では世界ランキング１位のヌラリ・エモマリ（モルドバ）にゴールデンスコア（延長戦）で技ありを奪い決勝に進んだ。序盤から積極的に攻勢をしかけていた阿部。技によるポイントを奪えないまま４分間が終了。どちらも譲らず息をのむ好カード。今回、阿部にとっては初の延長戦に入った。延長開始９秒後、払い腰で技ありを奪い、銀メダル以上を確定させた。
ともに連覇を目指した妹の詩（パーク２４）は、２回戦で世界ランキング１位の相手に敗れ、連覇の夢が消えていた。兄は世界１位の強敵も撃破し、連覇へあと１とした。
阿部一二三（パーク２４）は決勝でウィリアン・リマ（ブラジル）と対戦。合わせ技一本で勝ち、連覇を達成した。阿部は開始１分４８秒、隅落としで技ありを奪うと、２分３６秒、袖釣り込み腰で再び技ありを奪い、金メダルを獲得した。リマは世界ランキング８位と阿部の６位よりも低い２４歳。これが五輪、世界選手権を通じ初の決勝進出だが、夢は五輪で３度優勝することだった。実績十分の２６歳の王者が、大志を抱く２４歳に貫録勝ちし五輪２連覇を達成した。
阿部一二三は、妹が２回戦で敗退した時に顔色ひとつ変えずに集中していた。しかし心の中では泣きそうだっったと語っている。「妹が負けたことがこんなに悔しいとは」とのちに語っており、兄妹愛を感じざるおえなかった。妹の詩は敗戦後会場中に聞こえるような大きな声で泣き崩れてしまった。その異様な光景に会場からはUTA CALLがスタンディングオベーションで鳴り止まなかった。フランスの地での詩の知名度や過去の成績が柔道ファンの心にも沁みたことであると感じた瞬間だった。
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妹・詩の敗因
一回戦に出場した阿部詩（世界ランク９位）は、カナダの出口ケリー（世界ランク７位）に開始５７秒で鮮やかな大外刈りを決め、力の差を見せつけ一本勝ち。
２回戦で敗れたウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワ（世界ランク1位）は、昨年５月の世界選手権ドーハ大会決勝でも対戦し、その際は阿部詩が肩固めで一本勝ち。ただ、増地監督は「（相手は）スピードがあって、組み手が厳しく、そう簡単には勝てないだろう」と試合前から感じていたという。今回のオリンピック２回戦で増地監督は「阿部詩が開始２分１４秒で内股で技ありを取り、途中までは詩のペースで試合を運んでいたが、最後は相手も捨て身で来た」と分析。「阿部詩は相手の組み手を嫌って、少し後ろに下がってしまった。そこで相手に間合いを詰められて、３分４秒で谷落としをかけられ、背中から畳に落ちた。その前に相手の指が右目に入ったのか、集中力が切れていたのかな、というのはすごく感じた。あの一瞬だけ、相手にチャンスを与えてしまった。もう少し時間をかけて、落ち着いてやればよかった」と悔やんだ。柔道は敗者復活戦があるが、準々決勝に進んでいないので、敗者復活戦にもまわれず、メダルも獲得できなかった。
まとめ
勝負というのはまさしくこういうものなのかもしれない。
強いから勝つのではなくて、勝った者が強い
「阿部に対する相手の戦いを称賛するしかない」と率直に認めるしかない。
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