真田広之さん主演&プロデューサーとして参加された渾身のSHOGUN将軍が快挙を達成した。過去の記録を塗り替えた。
ハリウッドで制作された『SHOGUN 将軍』は、2024年の第76回エミー賞で18部門を制し、歴史的な快挙を達成しました。この作品は、戦国時代の日本を舞台にしたジェームズ・クラベルの同名小説のドラマ化で、真田広之が主演とプロデュースを務め、主演男優賞を受賞。また、アンナ・サワイが主演女優賞を受賞するなど、日本人キャストが多く関与しています。
エミー賞はアメリカのテレビ界で最も権威のある賞で、今回の18冠はクリエイティブ・アーツ・エミー賞の技術部門14部門と、メインのドラマシリーズ部門4部門を含んでいます。この18部門の受賞は、単一のシーズンとして史上最多です。
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【キャスト】
吉井虎永役:真田広之『ラスト サムライ』『47RONIN』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
ジョン・ブラックソーン/按針役:コズモ・ジャーヴィス『説得』『Calm with Horses(原題)』
戸田鞠子役:アンナ・サワイ『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『Monarch: Legacy of Monsters(原題)』
樫木藪重役:浅野忠信『殺し屋1』『モンゴル』『私の男』
樫木央海役:金井浩人『きらきら眼鏡』『彼女はひとり』
石堂和成役:平岳大『Giri / Haji』『Lost Girls and Love Hotels(原題)』
宇佐見藤役:穂志もえか『少女邂逅』『街の上で』
戸田広松役:西岡德馬『愛国女子—紅武士道』『娼年』
戸田文太郎役:阿部進之介『ラヴァーズ・キス』
村次役:竹嶋康成『沈黙 サイレンス』
吉井長門役:倉悠貴『犬と屑』『うみべの女の子』
落葉の方役:二階堂ふみ『人間失格 太宰治と3人の女たち』
【スタッフ】
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャスティン・マークス『トップガン マーヴェリック』『ジャングル・ブック』、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベル、エドワード・L・マクドネル、マイケル・デ・ルーカ
プロデューサー:真田広之
制作:FXプロダクション
キャストとスタッフの経歴:
- 真田広之:日本でも著名な俳優で、過去に『ラストサムライ』や『ウエストワールド』などにも出演しており、今回エミー賞での主演男優賞は日本人初の快挙。ザ・リブラインターナショナル所属
- アンナ・サワイ:ニュージーランド出身の女優で、過去には『ワイルド・スピード』シリーズにも出演していました。小学生の頃に日本に父親の仕事の関係で移住した際にオーディションで舞台ミュージカル「アニー」の主人公に1万人に中から選ばれた。さらに日本の5人組女性ボーカルグループ「FAKY」のリーダーとして音楽活動を開始したが、女優として活動していくために脱退しアメリカへ拠点を移す。
- コズモ・ジャーヴィス:アメリカ生まれのイギリス人俳優。俳優、ミュージシャン、映画監督。レディ・マクベスやキラー・サスペクト、説得などに出演。
- 浅野忠信:学3年時に、父親から勧められて「3年B組金八先生第3シリーズ」に本名の佐藤忠信で出演し、その後TVドラマに合わずバンドや映画を舞台にし国際的な知名度を上げていく。出演作多数。個人会社DOMOIZUにて活動し、かつて所属していたADONIA Aのサポートを受けている。
- 金井浩人:992年5月12日、新潟県長岡市生まれ。
- 『この空の花~長岡花火物語~』(大林宣彦監督)にてスクリーンデビュー。上京後、UPSアカデミーに入校。卒業後はインディペンデント映画を中心に経験を積み、2017年『きらきら眼鏡』(犬童一利監督)にて主演を務める。以降、映画、ドラマ、舞台、PV、コマーシャルと幅を広げ、2024年FX『SHOGUN』を機に国内外問わず活動を続ける。
- 平岳大:父親は俳優の平幹二朗、母親は女優の佐久間良子。二卵性双生児の兄である。妹の朋子は、名前と顔写真を公開し、2人の子供の母親で、岳大が個人事務所を設立後に岳大のマネージャーを担当していることを、2019年11月6日に『徹子の部屋』で語る。両親は1984年に離婚し、母親の元で育つ。両親の離婚前も父親はほとんど家におらず、寂しいと感じることはあまりなかった。生島企画所属でハワイ在住。
- 穂志もえか:千葉県出身で上智大学文学部卒業、幼少よりクラシックバレエをつうじ、女優を目指す。約4000人の応募者から2016年1月17日にグランプリを受賞した講談社主催の「ミスiD2016」をきっかけに女優デビュー。2024年2月末までパパトドゥに所属していた。
- 西岡德馬:1946年10月5日生まれの神奈川県出身の俳優。文学座出身で舞台を中心に活動史映像の世界へ。現在はアンシャンテ所属。
- 阿部進之介:大阪府出身で「仮面ライダー555」でデビュー、スターダストプロモーション所属。
- 竹嶋康成:京都府京都市出身の俳優。ヒルストンエンタープライズ所属。
- 倉悠貴:大阪府出身、ソニーミュージックアーティスツ所属。
- 二階堂ふみ:沖縄県出身、ソニーミュージックアーティスツ所属。出演多数の実力派女優。
評価と製作費について: 日本語と英語が混在する多文化的な要素を持つ作品であり、アメリカでも高い評価を受けています。特に、細部までリアルに再現された日本の歴史と文化が称賛されました。総製作費については公開されていませんが、過去の同規模の作品と比較すると、推定で1シーズンあたり数十億円に達する可能性があります。これは、同じく大規模な歴史ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ザ・クラウン』と同等の製作費規模と見られています。
日本でどうやって観れるの
真田広之を主演・プロデューサーに、ハリウッドが圧倒的なスケールで戦国時代の日本を描いたドラマ『SHOGUN 将軍』が、ディズニープラスで2024年2月27日(火)より独占配信がスタート!全10話のリミテッドシリーズで、初回は2話配信、その後毎週1話ずつ配信されます。
ハリウッドが圧倒的スケールで描く、新しい戦国スペクタクルドラマ
1980年にアメリカでジェームズ・クラベルのベストセラー小説を実写ドラマ化し驚異的な視聴率をたたき出した「SHOGUN」。ディズニープラスでは、そんな伝説的な小説を「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたジャスティン・マークスとレイチェル・コンドウらハリウッドの製作陣の手で新たに映像化。
予告編解禁時には、豪華キャストと圧倒的なクオリティを放つ渾身の1作に期待の声が溢れ、大きな注目を浴びた。徳川家康ら、歴史上の人物や出来事にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜の激動の時代を舞台に窮地に立たされた戦国一の武将<虎永>と、日本に漂着し、その家臣となったファースト・サムライ<按針>。誰もが知る歴史の裏側の、壮大な“謀り事”。そして、待ち受ける大どんでん返し。SHOGUNの座を懸けた、乱世を生き抜く者たちの陰謀と策略が渦巻く戦国スペクタクル・ドラマシリーズ。
主演に真田広之、共演に浅野忠信ら豪華俳優陣が集結
ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を映像化した本作の舞台は1600年代、<天下分け目の戦い>前夜の日本。プロデューサー&主演の真田広之は、敵対するライバルたちに、命をかけて戦う 戦国最強の武将・吉井虎永を演じる。虎永に敵の包囲網が迫るなか、近くの漁村で謎のヨーロッパ船が置き去りにされているのが発見され、その船に乗っていたとみられるイギリス人水先案内人、ジョン・ブラックソーン(後の按針・コズモ・ジャーヴィス)が虎永の領地へ漂着する。虎永は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田鞠子(アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じ、次第に按針と鞠子の間には固い絆が生まれ始める。虎永はブラックソーンを身近に置き、その存在はやがて虎永の勢力に大きな影響をあたえることに。果たして虎永は、按針と共にこの乱世を制することができるのか⁉
悪名高い裏切り者で虎永の側近、樫木藪重役に浅野忠信、ブラックソーンの船が発見された漁村の若きリーダー樫木央海役に金井浩人、虎永の最大のライバルである大名、石堂和成役に平 岳大、夫と子供を失った悲しみの中で新たな目的を見つけなければならない未亡人、宇佐見 藤役に穂志もえかなど、この作品でしか成しえない豪華な顔ぶれが勢ぞろい。また虎永の信頼する一番の家臣の戸田広松役を西岡德馬、鞠子の嫉妬深い夫、戸田広勝(文太郎)役を阿部進之介、虎永の息子で、自分の力を証明したいと強く願う生意気な吉井長門役を倉 悠貴、全国にその名を轟かせる遊女菊役の向里祐香、そして虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばない、世継ぎの母として尊敬される落葉の方役を二階堂ふみが演じる。
『SHOGUN 将軍』はレイチェル・コンドウとジャスティン・マークスが開発し、マークスがショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサーを務める。また、ミカエラ・クラベル、エドワード・L・マクドネル、マイケル・デ・ルーカ、コンドウがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、真田広之はプロデューサーを務める。シリーズの制作はFXプロダクションが担当した。
まとめ
真田広之さんがラストサムライでハリウッドデビューをし日本の有名な俳優でありながら活動の拠点をアメリカへ移して20年。何度も日本の所作やこんなセリフは侍は話さないなど進言してみたが、「お前はアクター」として片付けられていたそうです。そこで一念発起されプロデューサーが力を持っていることを痛感し、自らプロデューサーを担うということを決意され実際にやってのけたのだ。
ドラマのプロデューサーは、作品の企画から完成までの全体的な管理と調整を行う重要な役割を担います。具体的には、資金調達、キャスティングの決定、撮影スケジュールの作成、クリエイティブ面の監修、そして最終的な編集と宣伝戦略の調整などを行います。プロデューサーは、監督や脚本家、スタジオとの連携を通じて、作品が成功するために必要な全ての要素をまとめ上げる責任者です。その中でも特にこだわられたのが脚本と所作。アメリカのドラマなのに7割が日本語という挑戦も素晴らしい。日本人が見ても違和感がない時代劇をということと、先人の方々へも恥ずかしくない作品作りと俳優の後輩たちへの新たな才能と挑戦のサポートなどいろんな想いを胸に達成された。日本人にとって大リーグに挑戦され成功を収めた野茂英雄投手のように、後に続く道を切り拓いたからこそ今の大谷翔平選手の活躍にも確実につながっているはず。今後のアメリカのエンターテイメント界に新たな新風を巻き起こすことだろう。