東京2024年上半期ベストラーメン10選!すでに大行列のお店も登場!


新店や老舗店や名店で修行を積んできた方が独立をしたお店などもありますので、興味深い内容になっています。

東京にはたくさんのラーメン屋があり日々しのぎをけずっております。そんな中でも選りすぐりのラーメンを10選ご紹介します。

1・奈つやの中華そば

奈つやの中華そば

大田区にあるこちらのお店は、不動前の間借り営業で話題となり大行列のお店。2024年1月に実店舗をオープンしました。学芸大学の有名店「麺処びぎ屋」の店主による新店で東急多摩川線新丸子駅から徒歩3分の立地。オープン以来、朝から行列が絶えない超人気店。メニューは「奈つやの中華そば」(950円、以下全て税込み)、「もちもち雲呑中華そば」(1,150円)、「もちもち雲呑中華そば」(1,250円)などがラインアップする。東京のラーメン屋としては良心的な値段設定なのもうれしい。

一口口に入れた瞬間に、あっさりとしながらも味わい深いスープに、小麦の香りとうまみがスッと入ってくる細麺がよく合う。岩手県産の小麦粉「もち姫」を使ったワンタンは、餅のように厚くモチモチと個性的な食感だ。

肉好きには見逃せない燻製の香ばしい香りが食欲をそそるチャーシューと、脂身がしつこくなくおいしい2種類のチャーシューが楽しめる。トロトロに仕上がった味玉もオプションとして見逃せない。

実家が営む創業35年の洋食屋の味を引き継いだという「奈つやの茶碗カレー」(300円)や、毎回内容が変わる独創的な「奈つこの今日のご飯」(250円)などのサイドメニューもありぜひ、個人的にはこちらにも足を運んでみたい。

2・手打ち 陰日向

手打ち陰日向

新川崎の人気店「日陰」出身の店主が2024年5月にオープンしたラーメン店「手打ち陰日向」。開業後すぐに独創的な味わいが話題を呼び、朝から大行列の人気店となった。

メニューは「ラーメン」(950円)、「ワンタンメン」(1,100円)、「チャーシュウメン」(1,250円)、「ワンタンチャーシュウメン」(1,450円)がラインアップ。ショウガが非常によくきいたキレ味鋭い漆黒の醤油スープは、動物系をベースに、煮干しの香ばしい味わいが混ざる。

かなりインパクトのある太麺は、2、3センチはある平打ちの極太麺。かなり重量感があり、熱々でモチモチでツルっとした食感に、小麦のうまみが広がる。チャーシューのホクホク感も、ワンタンのチュルチュルの皮の食感もとてもおいしい。サイドメニューの「生姜丼」(150円)も人気だ。ガッツリ系のチャーシューとワンタンですが、魚介系スープなので女性でも食べやすい1杯でかなり満足。

3・中華そば 鴨福

中華そば 鴨福

八王子で創業し、移転や間借り営業などを経て、2024年5月に路面店として新たにオープンした「中華そば 鴨福」。連日行列が絶えない人気店だ。

醤油か塩を選択できる「中華そば」(1,100円)は、コンブと煮干しの魚介系と、カモやシャモからとっただしに、「岩手がも」の香味油が加わった、芳醇(ほうじゅん)な味わいのスープが、強烈な印象を残す。

麺は三層の平打ち麺で、表面は「もち姫」などのうどん粉に、中心部はパスタに使われるセモリナ粉を使用。モチモチでプリっとした食感がおいしい。チャーシューは、素材の良さを生かした豚肉と、うまみあふれる鴨肉の2種類が乗る。鴨肉のチャーシューはなかなか珍しいがだしに鴨を使用しているので相性は抜群だ。

「特製 中華そば」(1,500円)を注文すると、モチモチの皮の「鴨肉ワンタン」に加えて、別皿でカモの串焼きと「奥久慈卵」の温泉卵も提供される。温泉卵はスープに加えてもよし、麺をそのまま付けてすき焼きのような味わいでも楽しめる。どこを切り取っても至高の一杯だ。

そのほか、「つけ麺」(1,200円から)や、サイドメニュ-として鴨肉がたっぷり乗った「鴨丼」(500円)なども人気を博している。ラーメンというよりは店名の通りそば屋さん風で器にもこだわりを感じる。

4・煮干しそばひまわり

煮干そばヒマワリ

京王線下高井戸駅から徒歩10分ほど歩けば、甲州街道沿いにある2023年12月にオープンのラーメン店。

国産小麦100%の自家製麺で無化調、そして全て国産の天然素材を使った、煮干し系のラーメンを提供。メニューは、「煮干しそば」(1,100円から)、「極み鰹そば」(1,100円から)、「つけそば」(1,250円から)のほか、日曜日限定ではありますが「煮干豚骨そば」(1,100円から)がラインアップする。

煮干そばは、煮干しと昆布と「薩摩知覧鶏」からとったスープで、煮干しの自然なうまみと奥深さが堪能できる。具材には、メンマ代わりに添えられたエリンギ、「上州せせらぎポーク」のチャーシューが乗る。チャーシューはその場で切ってあぶった程よい香ばしさが絶品だ。

自家製麺の麵は北海道産の小麦を使用した中細ストレート麺で、しなやかなのが印象深い。丁寧に作り上げられた一杯が堪能してほしい。東京ラーメンの中でも一風変わった日本人が好きなラーメンは間違いない。

5・大井町立ち食い中華そばいりこ屋

大井町立食い中華蕎麦 いりこ屋

JR大井町駅から徒歩30秒、東急大井町駅から徒歩1分の好立地にある「東小路飲食店街」の中にあるラーメン店。2023年12月にオープンした。

店名の通り、珍しく全席立食いスタイルのカウンター5席の狭い店内ですが、ラーメンを食べることに集中できる。メニューは「いりこ(淡口)」(950円)、「いりこ(濃口)」(1,000円)、「冷やしいりこ」(1,200円)などがラインアップ。そのほか、限定メニューも時々提供している。

いりこ(淡口)は、動物系のだしがベースだが、しっかりと煮干しの風味が感じられ、背油が加わったスープがおいしい。麺は縮れ麺と平打ち麺から選べ、どちらもスープとの相性がよい。小麦の香りをより楽しみたい人には平打ち麺がいいだろう。

豚ロースのチャーシューは、大振りで程よい脂身の柔らかい食感がたまらない。全体的にバランスのとれた一杯に仕上がっている。

トッピングのおすすめは「きつね」(100円)。油揚げとスープの相性は抜群だ。こちらもなかなかラーメン店では見ないトッピングも煮干しやいりこなど日本のうどんそば文化に相性の良い油揚げはぜひ試す価値ありです。

6・燎 カガリビ

燎〜カガリビ

2024年4月にオープンした新富町のラーメン店「燎〜カガリビ(kagaribi)」。「ジャパニーズ ソバ ヌードル蔦」や「七彩」などの超有名店で修行した店主が営む。

提供しているのは、味玉かチャーシューのトッピングが選べる「醤油らーめん」(1,300円から)と、サイドメニューの「卵かけご飯」(400円)、「肉ご飯」(500円)のみ。「醤油らーめん」は、複数のブランド地鶏を使ったスープと自家製の手打ち麺で、シンプルだが、ハイクオリティーな「清湯醤油」の一杯に仕上がっている。

スープは甘めの醤油スープで、飲み干してしまいたくなる優しい味わい。モチモチの自家製の手打ち麺はスープとの相性がよい。具材のメンマやチャーシューはしっかりとした歯応えで、丁寧に作られている。

決済は、現金なしのキャッシュレス決済(交通系ICカードも使用不可)のみなので注意してほしい。
これぞ、匠の味を伝承した新・東京ラーメンって感じです。

7・ハイファット ヌードル・ブッチャーズ

ハイファット ヌードル ブッチャーズ

JR新小岩駅から徒歩4分ほどの蔵前橋通り沿いにある「ハイファット ヌードル ブッチャーズ(Hi-Fat Noodle BUTCHER’S)」。本八幡にある二郎系「麺屋 長次郎」のセカンドブランドとして、2024年2月にオープンした。

二郎系のラーメン店では珍しく、スタイリッシュで清潔感のある店内で、女性でも入りやすい雰囲気。メニューは「ラーメン」(900円から)、「つけ麺」(1,100円から)、「汁なし」(900円から)などがラインアップする。

ラーメンは、乳化の進んだ豚だしと「カネシ醤油」のスープに、自家製の平打ちストレート太麺を合わせる。醤油が強めでしっかりとした味わいのスープは、小麦の比重が高い麺との愛称もよい。これだけでもバランスの取れたおいしい一杯だが、できればニンニクや「アブラ」、そのほかのトッピングをたっぷり入れて、ジャンクに味付けしたい。

トッピングは、「豚増し」はもちろんのこと、のり、チーズ、半熟味玉、生卵、タマネギ、かつお節、ショウガなど多数揃っている。名前の通りハイファット=多めの脂なのでかなりカロリーは高め。

8・トゥモロー ネバー ヌードルズ

トゥモロー ネバー ヌードルズ

かなりインパクトのあるネーミングセンスである五反田の人気店「麺屋 彩音」の姉妹店として、2024年5月にオープン。店名は、男性人気バンドグループ「Mr.Children」好きの店主が曲名からインスパイアされたものだ。

彩音は清湯(ちんたん)スープ系のラーメンを提供しているが、同店は汁なしのまぜそばと油そばが主力メニュー。「地鶏まぜそば」(1,000円から)、「牛まぜそば」(1,000円から)、「親鶏まぜそば」(1,000円から)、「塩豚まぜそば」(1,000円から)などがラインアップする。

人気の牛まぜそばは、甘い醤油だれとモチモチとした太麺に牛脂が加わった一杯。牛の香ばしい香りが食欲をそそる。牛肉の細切りや白髪ネギ、タマネギ、カイワレ、マイタケ、ガーリックと、さまざまな食材が混ざり合う。

ライスを注文すれば、食後の残ったたれと混ぜ合わせて2度おいしい。また、最後に口直しのスープが提供されるのもうれしい。優しい味わいの汁なしそばを楽しんでほしい。こちらを訪れると姉妹店の「麺屋 彩音」もチェックしたくなる。

9・麺屋 四季

麺屋 四季

地下鉄門前仲町駅から徒歩6分の場所に、2024年1月にオープンした「麺屋 四季」のコンセプトは「鶏と野菜の芳醇スープ」。5種類以上の根菜を長時間じっくりと煮込んで甘みとうまみを抽出し、贅沢に使用した鶏ガラと合わせてブレンダーで強乳化させたという泡系のスープが特徴だ。根菜などは、四季によって食材を変えていくという。

「つけめん」(990円から)は、絶妙なコシのストレート太麺を、鶏系と関西の泡系のスープで食べる。泡系スープは見た目と違い粘度は低く、程よい塩加減がおいしい。

「特製つけめん」を注文すると、ラーメン屋と思えないほど綺麗な盛り付けです。数種類のチャーシューが別皿で提供される。フライドオニオンとタマネギも薬味として提供されるので、足の変化を楽しみながら食べ進められるだろう。「スープ割」も注文して、スープまで完飲したい一杯だ。

10・クラフトラーメンビット

クラフトラーメンビット

塩ラーメンの人気店「ラーメン改」出身の店主が、2024年2月にオープンした「クラフトラーメンビット(Craft Ramen BiT)」。「クラフトラーメン」の店名の通り、手作りで丁寧に作られた、職人技の光るラーメンを提供している。

「コンソメらーめん」の塩と醤油がレギュラーメニュー。「コンソメらーめん(塩)」は、鹿肉と鶏肉のコンソメスープに国産の「どんこ」(干しシイタケ)を使用することで、キノコの風味が加わった優しくまろやかなスープが特徴だ。自家製の手もみ麺のもちもちとした食感がスープのうまみを引き立てている。

「コンソメらーめん(醤油)」は、コンソメスープにかつお節などの魚介だしを使用。魚介が強めの味わいに、コンソメの風味も広がっていく。麺は自家製のストレート麺で、つるりとした食感が心地よい。ジビエを使った歯応えのあるチャーシューとドライトマトなどが加わった、どんぶりの中はまさに和洋折衷の織りなす至福の一杯。

まとめ

「ラーメン」と一言で言っても奥が深い。麺のサイズ(ご細麺・細麺・中太麺・太麺・ちぢれ麺・極太麺)やスープの種類も近年どんどん新しいものが増えてきている。スープがあるものからつける文化もあれば汁なしまで存在する。日本のいろんな場所にはまだ見ぬラーメンもかなりある。ここで紹介したものは最近の東京での2024年上半期の10選。今後もたくさんラーメンの記事を発信出来るようにします。

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