2001年東京オリンピック2020から正式種目として認められて競技です。そもそもスケボーの発祥は意外にも歴史が浅い。しかし大金を稼ぐ若者がいることも事実です。有名になってくるとスポンサーがつきスポンサー収入によってプロとして賞金を稼ぐ仕組みとなっている。
パリオリンピック、スケートボードの男子ストリート、25歳の堀米雄斗選手が2大会連続となる金メダルを獲得
スケートボードの男子ストリートは、パリ中心部にあるコンコルド広場で行われ、2021東京オリンピックの金メダリスト、堀米選手と、世界ランキング2位の白井空良選手が決勝に進みました。
ストリートは、階段やレールなどが設置されたコースで、45秒の間に何回も技を繰り出す「ラン」を2回、一発の大技で勝負する「ベストトリック」を5回行ったうえで、得点が高かった「ラン」と、「ベストトリック」2つをあわせた3つの合計点で順位を競います。
決勝は前半の「ラン」でアメリカの選手2人ジャガー・イートンとナイジャ・ヒューストンが高得点をマークし、白井選手が3位、堀米選手が4位で日本選手2人が追う展開となりました。
後半の「ベストトリック」は1回目に堀米選手が94.16、白井選手が93.80とそれぞれ高得点をマークしましたが、アメリカの2人の選手が安定した演技を2本まとめたため、4回目で白井選手が94点台の演技を見せたものの上位2人には届きませんでした。
一方、堀米選手は1回目の演技のあと3回続けて失敗し、最後の5回目で270度回転してボードの後ろ部分をレールに滑らせる起死回生の大技を見事に成功させて今大会の最高得点となる97.08を叩きだし逆転で2大会連続となる金メダルを獲得しました。
銀メダルはアメリカのジャガー・イートン選手、銅メダルはアメリカのナイジャ・ヒューストン選手でした。白井選手は惜しくも4位となりました。
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スケボーは若者のはみ出し者たちのスポーツで独自の文化が生まれた
1970年〜1990年代でも本場アメリカではマイナースポーツでした。その頃はプロでさえ生活することが困難な時代。はみ出しものと呼ばれる人たちは社会に適合使用としない人や適合したくない人たちにとって憩いの場所であった。そんな仲間たちが集まり独自のファッションや音楽、東京五輪でも話題になった言語が生まれました。2013年のワールドカップで日本人初の優勝を果たしたプロスケートボーダー瀬尻稜選手（24）の飾らないテレビ中継の解説が、SNS上でもわかりやすいなど評価されました。それが「やべえ」「ゴン攻めしてて」「ビッタビタでしたね」という飾らない言葉でした。
スケートボードの起源
1940年代のアメリカのカリフォルニアと言われています。一説によると同時に色々な場所で同時に生まれたという説もありますが定かではないようです。1950年代にローラーダービー社という会社から『ローラーサーフィン』と呼ばれるローラースケートを木製の板に付けた商品が発売されます。その後試行錯誤が繰り返され、今の台車のようなイメージで車輪が多少可動するようなタイプになったり、鉄製の車輪がラバー製や粘土製になったりと徐々に進化していくことになります。
カリフォルニアのサーファーの間でも波のない日にスケートボードを乗ったり、街中の『足』としてよく利用されだしたのはこの頃からだったと言われます。
1960年代には大会が開催されましたが今のようなものではなく、回転したり板の上で逆立ちをするくらいのものでした。
1970年代に入り技術革新が進みウィールが開発されたことによりグリップ力が生まれサーファーの間でも人気が広がっていきました。その頃にカリフォルニアのベニスビーチで結成されたのが、『Z Boys』になります。ベニスビーチにあったゼファー・サーフショップに集まった少年達がメンバーです。その後スラロームやダウンヒル競技が行われ一気に火がつきます。その後も進化を続け「オールドスクール」と呼ばれている現在の形になっていきます。
1980年代にはトリックと呼ばれる様々な技や街中にある公共施設などを利用してトリックを混ぜながらスケートボードをするストリートスタイルが確立されていきます。それと同時に独自のスケートボードのファッションやシューズブランドも認知されていきました。
その後の1990年代から2000年は日本でも競技人口が増え始め様々なトリックや合わせ技が生まれていきます。更に世界的にサーフィンブームが到来しスケートボードも注目を浴びるようになります。日本ではサーファーの間でカリフォルニアで開発されたCarver（カーバー）と呼ばれるスケートボードが大人気を生みます。前側のトラックが振り子状に可動し、容易に加速する事ができる且つ、深いカービングを描く事ができる新しいタイプのスケートボードトラックが誕生します。
この頃より『サーフスケート』と呼ばれるスタイルが出てきます。更には『Z-boyz』を題材とした映画も世界各地で公開され、スケートボード・カルチャーがより世界の人々に浸透していきました。
気になる年収と豪邸
堀米雄斗選手の年収は10億以上と言われています。現在25歳ですが22歳の時にすでに億超えとのことですので今はそれ以上であることは間違い無いでしょう。その資金源はスポンサーです。多くのスポンサー契約をしているとその分収入は上がります。現在は20社以上とも言われており、1社契約あたり数千万から数億円と言われております。豪邸はロサンゼルスに５４０坪の1億円という家を所有しています。
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まとめ
今ではアメリカでなりたい職業ランキングでも上位に常にランクインする人気スポーツです。そのきっかけを作った人物は間違いなくトニー・ホーク選手の活躍です。1999年のX Gamesでは空中で2回転半する前人未到の900（ナインハンドレッド）というトリックを成功させるという偉業を成し遂げている。その模様ももちろんテレビで放送され、全米で大きな話題を呼ぶこととなった。さらに900を成功させた同年には、トニー・ホークの名を冠したスケートボードのテレビゲーム『Tony Hawk’s Pro Skater』が発売され世界中で大ヒットを記録。翌年にリリースされた第2弾とともに2000年代初頭におけるテレビゲーム業界のベストセラーとなった。ゲームのキャラクターとして起用されたプロスケーターたちの生活が本シリーズによって経済的に好転。これはスケーターだけで回してきた内輪のスケートコミュニティに外部の資本が加わり成功を収めた最たる例だと言える。アメリカで「なりたい職業」の上位にプロスケーターがランクインしているのは、トニー・ホークの功績が大きい。
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