Adoという歌い手とORIHARAというイラストレーター/イメージディレクターとの出会い

エンターテインメント

今や日本の音楽シーンを席巻しているAdoは世界をも席巻していた。そんな2人の出会いから現在に至るまでを調査してみました。

Adoが世間に知られるまで

Adoは、日本のポップシーンで急速に注目を集めた女性歌手で、そのシンデレラストーリーは多くの人々に感動を与えています。以下は、彼女のデビュー前から現在に至るまでの活動を時系列でまとめたものです。

1. デビュー前

Adoは、2002年10月24日に東京で生まれました。幼少期から音楽に興味を持ち、小学校の頃には父親のパソコンでボーカロイド楽曲を聴き始めていました。小学校の高学年になると「ニコニコ動画」やニンテンドー3DSに配信されていたソフトの「うごくメモ帳」から、顔を出さずに活動する歌手に興味を持つようになりました。中学・高校時代にはインターネットで音楽活動を開始しました。特に、ボーカロイドや「歌ってみた」動画の文化に影響を受け、自分自身も歌をネットに投稿するようになりました。一番最初が2017年1月10日、ニコニコ動画にボカロ楽曲「君の体温」の歌ってみた動画を投稿し、歌い手としての活動を始める。2019年9月17日、自身のYouTubeライブ上で2021年1月10日にZepp Divercityでワンマンライブを開催すると宣言している。2019年12月23日に配信限定リリースされたくじら(日本の男性歌手・作詞家・作曲家・編曲家・ボカロP)の楽曲「金木犀」に参加。その他にもjon-YAKITORYの楽曲「シカバネーゼ」でボーカリストとして参加しSpotifyの国内バイラルチャートで1位を獲得している。

彼女は顔出しをせず、インターネット上で匿名で活動していました。この時期に、Adoは歌声に特徴的な力強さと感情表現を持つことから、次第にファンを増やしていきました。

2. 2020年:デビュー

Adoが大きな注目を集めるきっかけとなったのは、2020年10月15日にジャーデビューすることを発表すると23日にボカロPのsyudou(ボカロP)書き下ろされたデビューシングル「うっせぇわ」配信限定リリースしたのです。この楽曲は、強烈な歌詞と独特のボーカルスタイルが話題となり、瞬く間にSNSや音楽配信サイトで大ヒットしました。「うっせぇわ」は社会的なメッセージ性も持っており、多くの若者たちの共感を呼び起こしました。自身のYouTubeチャンネルで公開された同作のミュージックビデオは、同年11月14日時点で総再生回数500万再生を達成。その後も多くの歌い手や著名人が楽曲をカバーするなど、翌年にかけて反響が広がった。2024年4月時点で総再生回数は3億回を超えている。

12月24日に2作目のシングルとなる「レディメイド」を配信限定リリース。作詞作曲はボカロPのすりが担当。

ORIHARAとの出会い

デビュー前Ado個人で活動していた時、ファンアート文化が根付いておりAdoart(ファンアートの名称)をORIHARAが描いてX(旧Twitter)に投稿したことがきっかけだったそうです。最初にファンアートを描いた数ヶ月後に、AdoがアイコンとしてORIHARAのイラストを使っており、「すごく気に入っていただけて嬉しかった」と本人が言っております。ORIHARAのDMにアイコンとして使用したい旨の連絡が来ており、もともと彼女の歌声や人間性がすごく好きで、それからも何度かファンアートを描かせていただいて、また気に入ってくださって…、そのつながりが積み重なって、Adoのデビューの時に声がかかり今でもAdoを描き続けているそうです。人の外見は、内面から生まれるものだと思っているので、内面を重視しながら髪型や服装を考えて描いているというのも納得。

大人になるにつれ「社会人なんだから」「何歳なんだから泣いてはいけない」と、だんだんとしがらみが増えていく。その「こうあるべき」に対して、周りにいる沢山のトルソーは、そういった、個性などを否定するようになってしまった現代社会の人達で、自分のスタイルで生きてきた彼女の才能や表現に「すごいな」と思わされたらいい。彼女が一番色鮮やかに、真ん中を歩く存在になれたらいいのに、と思って描かれている。踏み潰しているのはネクタイと紙なんですが、ネクタイは周りにいるトルソーの制服と同じで、個性などをなくしてしまう、首輪や縄のようなもの。紙の字は、「踏み潰してしまいたいくらい嫌いな言葉」を表現しています。ひとつひとつに想いの深さが込められている。

3. 2021年:ブレイク

「うっせぇわ」の成功により、Adoは一躍スターダムにのし上がりました。

2021年には、2月14日に3作目のシングルとなる「ギラギラ」作詞作曲はボカロPのてをは。

4月27日に4作目のシングルとなる「踊」などのシングルも配信限定リリースされた。作詞はボカロPのDECO*27が、作曲・編曲はGigaとTeddyLoidが担当した。絵師はかゆかである。これらもヒットを記録。特に「踊」は、Adoの独特なスタイルが確立された楽曲とされています。

6月14日に5作目のシングルとなる「夜のピエロ」を配信限定リリース。作詞作曲はボカロPのbizが担当した。

8月12日に6作目のシングルとなる「会いたくて」を配信開始。作詞作曲はみゆはんとボカロPのみきとPが担当した。

10月28日、7作目のシングルとなる「阿修羅ちゃん」を配信限定リリース。作詞作曲はボカロPのNeruが担当した。

4. 2022年:アルバムリリースとさらなる活躍

2022年1月26日には、Adoの初アルバム「狂言」がリリースされました。このアルバムは、彼女の多様な音楽性とクリエイティブなアプローチを示す作品で、ファンだけでなく音楽業界からも高く評価されました。

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4月4日にファーストライブ「喜劇」を自身の夢であったZepp Diver Cityで開催。同日、自身初の公式ファンサイト「Adoのドキドキ秘密基地」を開設。さらに、この年の8月6日、劇場版アニメ『映画『ONE PIECE FILM RED』の主要キャストUTAの歌唱キャストを担当し、劇中歌を収録したアルバム『ウタの歌ONE PIECE FILM RED』が8月10日にリリースされた。Apple Musicグローバルチャートにおいては、「新時代」が日本の楽曲として初めて全世界1位にランクインした。また、アルバムに収録されている全8曲がランクインし、「新時代」「私は最高」「逆光」「ウタカタララバイ」の4曲がトップ10入りを果たす。さらにJ-Popジャンル全体の週間再生回数が上昇し、全世界でのJ-Popの週間再生数が過去最大を記録する大きな貢献をした。8月17日公開のBillboard Japan Hot 100にて、総合1位「新時代」2位「逆光」3位「私は最強」が獲得。同一アーティストのTOP3独占は同チャート史上初。世界的にも注目を集めました。

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8月11日にさいたまスーパーアリーナでのセカンドワンマンライブ「カムパネルラ」を開催し、10月15日・16日の2日間にわたって開催された音楽フェス「超パーティー2022」に初参加し10月24日にアメリカのレコード会社であるゲフィン・レコードとパートナーシップを結んだことを発表している。

11月16日に「第64回日本レコード大賞」において「新時代」が優秀作品賞を受賞。

5. 2023年:活動の広がり

1月10日、全国11会場を回るホール&アリーナツアー「Ado 全国ツアー2023『マーズ』」の開催を発表し埼玉・宮城・香川・福岡・新潟・愛知・北海道・広島・東京・大阪・神奈川で開催している。

3月22日、Vaundy提供の新曲「いばら」が「めざましテレビ」(フジテレビ)新テーマソングに採用された。6月27日、TBCドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』の主題歌をAdoが担当することになる。主題歌名は「向日葵」が配信リリース。

9月6日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」とのコラボ楽曲「唱」をリリース。楽曲はBillboard Japan Hot 100(9月27日公開チャート)にて、自身3曲目となるチャート首位を獲得した。さらに、オリコン週間ストリーミングランキング(10月2日付)にて、週間再生数1,321万回を記録し、2023年では初のソロアーティストによるストリーミングランキング1位を獲得した。自身の同ランキング1位獲得は、「うっせぇわ」「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」に続く通算3作目。
10月5日、配信シングル「クラクラ」をリリース。楽曲はTVアニメ「 SPY✖️FAMILY」第2期のOP主題歌に採用された。
0月24日、キャリア初となる世界ツアー『Wish』の開催を発表。

6.2024年以降

1月31日、配信シングル『ショコラカタブラ』をリリース。2月23日、配信シングル『Value』をリリース。4月27日・28日、メジャーデビューから3年半のスピードで、女性ソロアーティスト史上初となる国立競技場でのワンマンLIVE 「Ado SPECIAL LIVE 2024『心臓』」開催。2日間で14万人の観客を動員。5月31日、配信シングル『MIRROR』をリリース。6月26日、Adoがプロデュースを手がけたアイドルグループ、ファントムシータのデビューシングル『おともだち』が配信リリース。7月10日、セカンドアルバム「残夢」をリリース。と精力的に活動の幅を広げながらチャレンジをしている。

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まとめ

Adoの所属事務所は株式会社クラウドナイン。https://cloud9pro.co.jp/

レーベルは、日本ではVirgin Music、アメリカではゲフィン・レコードとパートナー契約を結んでいる。

ORIHARAもAdoと同じ所属事務所は株式会社クラウドナイン。

Adoは自身のことをこうも述べている。本人曰く「根暗で自信がない」性格。通常の歌手では無く「歌い手」の道を選んだのも自分の姿が商品になることに抵抗があったからだという。好きな食べ物は寿司。特にマグロが好物。また、くら寿司の大ファン。ディズニープリンセスが幼少期から好きで憧れていた。血液型は不明であるが、自身は「多分O型かと」と述べている。
共に同じ事務所に所属しながら顔出しをしないで歌と命を吹き込んだイラストだけを届けていく現代のスタイルを貫く稀代のアーティストたちからこれかも目を離せない。

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