16歳の久保凛選手が日本女子800メートルの新記録を樹立しました。U-18世界歴代8位、世界を見渡しても堂々の快記録
2024年7月15日(月)に奈良県橿原市で行われた記録会で、久保選手は1分59秒93のタイムをマークし、2005年に杉森美保さんが樹立した2分0秒45の記録を更新しました。これにより、日本女子選手として初めて1分台に突入する快挙を成し遂げました。更に驚いたことにほぼ単独走での記録ということです。ペースメーカーなしでの記録ということもあり、今後の記録に大いに期待が持てます。まだ高校2年生ということもあり伸び盛りなことも考慮するとどこまで記録を更新していくのかも今後に期待したい。
衝撃の日本新となったこの記録は、世界では今季U18で2位、同U20は4位(U18、U20とも1位の記録は1分57秒86)。世界歴代でもU18では8位(1位は1分57秒18)の記録となった。シニアを合わせると今季世界62位相当となっている。ちなみに今季世界1位はホジキンソン(英国)の1分55秒78、世界記録はクラトフビロバ(チェコ)が1983年に出した1分53秒28。
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高校1年生のインターハイやアジア大会ではNIKEのスパイクを愛用していました。
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久保選手の800メートルでの無敗記録はいつから?
久保凛選手の800メートルでの公式戦無敗記録は中学3年生から始まっています。以下は年別の詳細な記録です。
中学3年(2022年度)
- 和歌山県中学校通信陸上 1500m決勝: 優勝(4分36秒50)
- 和歌山県中学校総体陸上 800m決勝: 優勝(2分14秒40)
- 近畿中学総体陸上 800m決勝: 優勝(2分14秒46)
- 全日本中学校陸上 800m決勝: 優勝(2分09秒96)
高校1年(2023年度)
- 大阪府高校総体陸上 800m決勝: 優勝(2分08秒35)
- 近畿高校総体陸上 800m決勝: 優勝(2分06秒19)
- 全国高校総体陸上(インターハイ) 800m決勝: 優勝(2分06秒41)
- 大阪府高校ユース陸上 800m決勝: 優勝(2分07秒06、大会新記録)
- 近畿高校ユース陸上 800m決勝: 優勝(2分06秒05、大会新記録)
久保選手の公式戦での無敗記録は、少なくとも中学3年から高校2年まで続いており、出場したすべての大会で優勝しています。
また、ライバルの西田選手(滋賀・草津東3年)との対決も話題となり、2023年の全国高校総体では、久保選手が2分6秒41のタイムで優勝し、西田選手が2位で2分6秒59の僅差で終わるという激闘が繰り広げられました。
久保凛選手の現在履いているスパイクをご紹介しておきます。
久保凛選手が使用しているスパイクはアディダス社の「アディゼロ プライム SP2 (Adizero Prime SP2)」です。このスパイクは、アディダスのハイパフォーマンス短距離用モデルで、軽量かつ反発力の高いデザインが特徴です。前足部にライトストライクプロ素材を採用し、アウトソールにはカーボンプレートを使用しています。このため、優れた反発力と剛性を提供し、競技中のパフォーマンスを最大限に引き出します。
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久保凛選手の生い立ちについて
久保凛選手の幼少時代とスポーツ背景
久保は2008年1月20日生まれ、和歌山・串本町出身。串本町立潮岬小学生時代はサッカ ーに打ち込み、串本町立潮岬中学から本格的に陸上を始めました。東大阪大敬愛高に進み、昨夏の全国高校総体(インターハイ)は1年生ながら優勝を飾った。今年4月の金栗記念ではオリンピアの田中希実選手(New Blance)に勝利。5月の静岡国際でU18日本新を出し、木南道孝記念も制しました。さらに6月の日本選手権で高校生ながら日本一も達成。サッカー日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)のいとことしても知られるスーパー高校生が2年生にして新たな歴史を打ち立てました。
久保凛選手は幼少期からスポーツに親しんでおり、特に陸上競技に早くから興味を持っていました。小学生時代から地元のクラブで練習を積み重ね、中学時代には既にその才能を発揮していました。中学時代には全国大会でも上位入賞を果たし、その実力は周囲からも注目されていました。
まとめ
久保凛選手の成長は驚異的であり、中学時代から現在に至るまでの実績は非常に素晴らしいものです。彼女の努力と才能が実を結び、日本女子800メートルの新記録を樹立したことは、彼女自身だけでなく日本陸上界にとっても大きな喜びとなりました。パリ五輪に関してですが、女子800メートルの参加標準記録は1分59秒30です。久保選手の現在のベストタイムは1分59秒93であり、現時点では標準記録を僅かに下回っています。ただし、今後の競技会で標準記録を達成するか、世界ランキングを通じて出場権を獲得する可能性があります。これからも久保選手の活躍を応援し、さらなる記録更新に期待しましょう。