ゲストハウスウェディングは、貸し切りスタイルの結婚式場で行われるウェディングです。邸宅や洋館、リゾート風の建物を利用し、プライベートな空間で自由度の高い結婚式を演出できるのが特徴です。オリジナリティを重視するカップルに人気がありますが、選択する際にはメリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。2000年に渋谷の松涛から始まり代官山、麻布、白金、表参道、青山の他に全国で60店舗ほどのハウスウェディングを展開しゲストハウスウェディングのパイオニアT＆Gが一時代を作りました。競合各社もこぞって真似をし、ゲストハウスウェディングブームが到来しウェディング業界は今までのありきたりの結婚式から自分たちらしいオリジナルウェディングへと変貌を遂げていきます。本記事では、ゲストハウスウェディングの利点と注意点を詳しく解説します。
ゲストハウスウェディングのメリット
1. 貸し切りのプライベート空間
ゲストハウスウェディングは基本的に1組限定で貸し切りが可能です。他の結婚式とバッティングする心配がなく、プライベートで特別な空間を満喫できます。ゲストへのおもてなしにも集中しやすい環境です。
2. オリジナリティを追求しやすい
装飾や演出、式全体のテーマなど、自由にカスタマイズできるのがゲストハウスウェディングの大きな魅力です。DIYで手作りのアイテムを取り入れたり、特定のカラーやスタイルで統一したコーディネートを楽しむことができます。
3. 一体感のあるアットホームな雰囲気
会場全体が自分たちの専用スペースになるため、家族や友人を中心にしたアットホームな雰囲気を作りやすいです。ゲスト同士の距離も近く、和やかな空間で結婚式を楽しむことができます。
4. 自然を感じられるロケーション
ゲストハウスには、広いガーデンやテラスが付属していることが多く、自然の中で挙式やパーティーを行うことができます。春の新緑や秋の紅葉など、季節感を取り入れた演出がしやすいのも魅力です。
5. 写真映えするロケーション
邸宅風の建物やおしゃれなインテリア、広々とした庭園など、ゲストハウスはフォトジェニックな要素が多いです。結婚式の記録写真やSNS映えするショットをたくさん残すことができます。
6. すべてのスペースを自由に使える
披露宴会場だけでなく、ガーデン、テラス、ラウンジなど、会場内のすべてのスペースを自由に使えます。ゲストがリラックスできる空間を作ったり、複数のエリアで異なる演出を行うことが可能です。
7. 演出の幅が広い
ガーデン挙式やキャンドルを使った夜のパーティー、屋外でのデザートビュッフェなど、多様な演出が可能です。また、花火やイルミネーションを使った演出を行えるゲストハウスもあります。
8. ゲストとの時間をゆっくり楽しめる
貸し切りのため、ゲストとゆっくりコミュニケーションを取る時間を確保しやすいです。親しい友人や家族と特別な時間を共有するには最適です。
9. 個性的なデザインの会場が多い
モダンなデザイン、クラシックな洋館風、リゾート感のある空間など、さまざまなスタイルのゲストハウスがあるため、自分たちの好みに合った会場を選びやすいです。
10. 複数のスタイルを選べる
ガーデンウェディング、屋内のフォーマルなパーティー、ナイトウェディングなど、自由な時間帯とスタイルを選べる柔軟性があります。
ゲストハウスウェディングのデメリット
1. 費用が高額になりやすい
貸し切りの特別感や自由度の高さの代償として、費用が高額になる傾向があります。装飾や演出を追加するごとにコストが膨らむため、予算オーバーに注意が必要です。
2. 準備に時間と手間がかかる
自由度が高い分、装飾や演出の準備が多くなる傾向があります。特にDIYを取り入れる場合、事前の計画や手配にかなりの時間を要することがあります。
3. 天候に左右される演出がある
ガーデンウェディングや屋外での演出を予定している場合、天候の影響を受けやすいです。雨天時の対応やプランBを事前に用意しておく必要があります。
4. アクセスが不便な場合がある
ゲストハウスは郊外に立地している場合が多く、アクセスが不便なことがあります。ゲストが移動しやすいよう、シャトルバスや交通案内の手配が必要になることもあります。
5. 規模の制約がある
会場のキャパシティに限りがあるため、大人数の披露宴には対応しづらい場合があります。また、逆に少人数だと広すぎて空間が持て余すこともあります。
6. 専属のプランナーがいない場合も
会場によっては専属のプランナーが常駐していない場合があり、自分たちでプランを練ったり外部の業者と調整する手間が増えることがあります。
7. 料理のクオリティが会場次第
ホテルやレストランと違い、料理に特化していないゲストハウスもあります。料理の選択肢が限られていたり、クオリティが期待に応えられない場合もあるため、事前の試食は必須です。
8. プライベート感ゆえの制約
貸し切りのため、自分たちが作る雰囲気や計画に責任が大きくなります。進行がスムーズにいかないと全体の雰囲気が損なわれるリスクがあります。
9. 準備期間が長くなりがち
自由度が高い分、打ち合わせの頻度や準備期間が長くなる傾向があります。仕事が忙しいカップルにとっては負担になる可能性もあります。
10. 移動手段や宿泊施設の配慮が必要
遠方から来るゲストや高齢の親族に配慮し、近隣の宿泊施設や移動手段を手配する必要があります。立地によってはゲストに負担を感じさせることも。
ゲストハウスウェディングはこんなカップルにおすすめ
- 他の結婚式と差別化し、オリジナリティを追求したい。
- アットホームで特別感のある結婚式を希望している。
- 自然や季節感を取り入れた演出を楽しみたい。
- 少人数から中規模の結婚式を計画している。
- 貸し切りのプライベート空間で、ゲストをもてなしたい。
まとめ
ゲストハウスウェディングは、貸し切りならではの特別感と自由度の高い演出が魅力の挙式スタイルです。一方で、準備やコスト、天候やアクセスといった課題もあるため、事前の計画と予算管理が重要です。自分たちの理想の結婚式を実現するために、ゲストハウスならではのメリットを活かしつつ、デメリットをカバーする工夫を取り入れましょう。ただ、著名人や有名人など一般の方々と会いたくないなどの理由がある方には招待した方しか入れない空間で結婚式が出来ることなどが喜ばれ、ゲストハウスウェディングではかなり多くの芸能人が結婚式を挙げています。